個人的には好みの映画でした。ほかの方々同様に、当初自分もダメダメ黒人青年を頑固白人爺さんが立ち直させる的な話かと勝手想像しながら観始めましたが、ぜんぜんそういう話の展開ではなく、終わってみたら、むしろ逆かもしれないなあとか、ダメダメ同士でも”人の振り見て我が振り直せ”じゃないですが、自分のダメダメさに気づけたら救われるってことかなあなどと考えてしまいました。最後、たぶん時給が15ドルくらいのレストランで皿洗いを始め、仕事帰りのバスでジェボンと乗り合わせたものの、バツが悪くて降りてしまったスタンリー。何か生き方が変わるのでしょうかね。まあ、変わらない気もしますが、ジェボンの方は少しまともに生きていけそうなのかもしれないですね。
ちなみに、アメリカの田舎町のいい雰囲気が全編通して漂う映画ですが、Google Mapで”ミシガン州アルビオン”で検索して、適当に中心地っぽいところをストリートビューで覗いてみたら、映画のシーンに登場する風景がいくつか出てきましたが本当に小さな町のようです。
