正月休みも終わりだしと軽いノリのコメディでも気楽に観ようかとNetflixで選んだこちらの作品ですが、意外と映画としての完成度高いなあと感心しました。ストーリー自体は単純ですが、20年前の高校生と現代のいわゆるZ世代の価値観や行動傾向の違いを上手に描いているなあと思いました。最近日本では、M1で優勝したウエストランドの毒舌コンテンツをむしろ好感するコメントが多かったりしますが、この映画も近年の「平等」とか「差別排除」とか「競わない」とか「環境問題対策」といった風潮に対して、何か、”やっぱりいいものはいいよね！”とか、”今の若者もハッちゃけたいよね！”と言ったメッセージがあるようにも見えました。そしてエンディングシーンの盛り上がりも最高だし、エンディングロールのNG集など観ているとキャストたちがいかに芸達者な人たちなんだと感心しました。
