スタンリー・トン監督、脚本、ジャッキー・チェン、ヤン・ヤン、アレン、ムチミヤ、シュ・ルオハン等の共演による中国製作のアクション。
民間の国際的特殊護衛部隊「ヴァンガード」が、クライアント一家を救う姿を描く。
チェンがヴァンガードの設立者かつ責任者を演じ、クレジットもトップを飾っているものの、出番はそんなに多くなく、特にアクションに関しては若手俳優陣に譲り、自身はコミカル枠のような立ち位置となっているが、それでもチェンがいるだけで画が引き締まるのは流石の一言。
舞台はロンドン、アフリカ、中東、ドバイと転々、物語はあってないようなものであるため、純粋なアクション映画として楽しめるが、残念なのはCGのクオリティ。
とりわけカーアクションに関しては合成感が強く、出来の良いレースゲームのようでフルCGかと思ってしまったほど。
正直、昨今のレベルと比較すると前時代的で粗が多く、アクション映画としては致命的。
超大作と謳うのならば、そこだけは手を抜いて欲しくなかった一作。
押しすぎだ、このバカ。
