このレビューはネタバレを含みます
良い映画でした。
でもゴウの最低なキャラは今の社会には受け入れられないと思います。
あれほど映画を熱く語っていたゴウが初監督の初日で上手くいかなくて業界そのものを辞めてしまうのは如何なものかと。口だけじゃん。
個人の力ではどうしようもない出来事が起きて人生が変わっていくならまだしも、ゴウが上手くいかなかったのは完全に「自分のせい」なので共感できません。
我慢して真面目に頑張っても豊かになれないこの時代に、簡単に夢を手放し愛する人を雑に扱ってきたゴウが広く共感されるのは難しいと思います。
とはいえ、近くに座っていたお爺さんお婆さんは泣いてたし、いい映画であることに間違いはないです。