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キネマの神様のhirobeyのレビュー・感想・評価

キネマの神様(2021年製作の映画)
4.0
若きゴンちゃん、若き淑子ちゃん、若きテラシン、若き園子さん。あの頃の感じ、昭和の青春真っ只中の感じが懐かしい。(ひと世代若いんだけど)
そして、現代の淑子の変わらぬ思いと、娘の歩の気持ちの変化が刺さる。ベタなんだけど、無防備に観ていたから、山田監督の術中にハマり不覚にも涙が滲んでしまった。

代役として沢田研二が主演した本作。ジュリーなんだけど、ところどころ志村けんが見え隠れする不思議な感じ。あそこは"勝手にしやがれ"じゃないんだ(笑)

ミニシアターの経営もコロナ禍の影響を受けたことは想像に難くない。やはりスクリーンで観たい作品というものがあって、ここでしか上映しないものもあるから、イチ映画ファンとして頑張って続けて欲しいと切に思った次第。
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