1人の小学生からきた「お父さんが悪い医者に殺された」という110番通報がきっかけで明るみになった連続安楽死事件。闇サイト上で〈ドクター・デス〉を名乗る人物が、死期の迫った末期癌患者などを募り塩化カリウムで殺害し続けているのだ。警視庁刑事・犬養&高千穂のコンビが捜査に乗り出すが…
「ドクター・デスの遺産」
以下、人には生きる権利もネタバレする権利も平等にあるのです。
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刑事ドラマとしてのレベルの低さ（刑事たちがあまりに低脳）、演出の単調さ、スケールのなさ、逮捕のダサさ、北川景子が刑事という設定の実在感のなさ、足の遅い綾野剛という説得力のなさ、安楽死という深いテーマを扱っていながら退屈なサイコものに着地してのメデタシ感などなど…ダメダメを通り越した超駄作。安定の日テレ映画クオリティでした。しかし、これを今年ワーストにすることはできない。なぜなら、この俺が完全に騙されてしまったから。この映画、ドクター・デスを演じている役者が、まさか「あの人」だとは判らなかったんです。
もちろん、ドクター・デス＝雛森だってのは取調室のエキセントリックさからすぐに解りましたよ。あーあ、娘の話なんかしちゃって「襲われますフラグ」立ってるなぁと思いましたよ。でも、みなさん雛森を演じてるのが◯村◯◯って判りました⁈ この一点だけで、なんとか及第。デスのサイトを監視してたら犯人の位置わかるだろとか携帯追跡しろよとか、11歳で「患う」なんて言葉使わねーよとか、ツッコミ入れる気にもならない脱力映画ですが、◯村◯◯のために1000円を払う価値はあり。オススメしないけど観てみて！
