尊厳死をテーマに扱う事でストーリーに箔をつけたかったんだろうが、こんなに安っぽく作っていいんだろうか?
この映画とは直接関係無い事だが、前にNHKスペシャルで尊厳死を扱った回があって多くの人が観ただろうが、実際の患者さんが亡くなる所まで映して衝撃的な内容で、人が自らの意思で医療的に死を選ぶってとてつもなく重たいことでね。
この映画みたいにあくまでサスペンスのネタ的に使われるとちょっと違うでしょう、とツッコミたくなる。
要はこれをつまらなく感じたのは捜査する刑事たちが終始受け身で真犯人に対して常に後手後手に回る事なんですよ。だから主役2人が熱演の割りには存在感が薄くてね。
一重に脚本の失敗ですね。もちろん音楽も演技も編集も安っぽいんだが。