マサミチさんの映画レビュー・感想・評価

マサミチ

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陪審員2番(2024年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

男が妻を橋から突き落として殺したとされるある殺人事件の裁判。

身重の妻が出産間近の陪審員2番は犯行の状況を訊いて驚愕する。

あの日その場所に俺はいた、そして車にぶつかったの
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ホールドオーバーズ 置いてけぼりのホリディ(2023年製作の映画)

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感動した。新たなクリスマス映画の秀作として記憶されるだろう。

時代設定の1970年のアメリカの寄宿学校の問題児なら仮に退校処分になれば陸軍学校に入れられてベトナム戦争に従軍させられる
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Love Letter(1995年製作の映画)

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昨日の一報から悲しい気持ちを引きずったまま観ましたね。

でもスター女優さんが羨ましいのは輝いている瞬間をこうやって記録しておける事ですね。

婚約者を亡くした女性がその婚約者
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かくしごと(2024年製作の映画)

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ところどころ心情が分かりにくい部分もある。

子供を車で轢いてしまう佐津川愛美演じる主人公の親友、そもそものきっかけを作ったのはこの人なのに、終盤でまるで他人事のように面会を来て真実を
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ハロルド・フライのまさかの旅立ち(2023年製作の映画)

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落ち着いた佇まいのある映像が素敵な逸品。

【キミを想いバスに乗る】もそうだったが、イギリスは島国で思い切ったら歩いて北から南へ行けると考える人が多いのだろうか?

ガンを患い
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ルックバック(2024年製作の映画)

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かつて通っていたシナリオ学校時代を思い出しましたよ。

こんな奴いたなァ。才能に溢れていて、負けてたまるかと必死にこっちも頑張って、仲良くなって共作もしたけど。

何かしら夢を
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パスト ライブス/再会(2023年製作の映画)

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じんわりと沁みる大人の映画。良かった。

淡い初恋が成就することなんて現実にはなかなか無いのは分かることで、この2人は再会する必要はなかったのかもしれないけど、けど過去を見つめて一時で
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用心棒(1961年製作の映画)

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もう繰り返し何度も観ている映画だが、舞台設定と画面の充実度が半端ないので再鑑賞に耐えうるんですよ。

空っ風吹き荒ぶ上州の一つの宿場にヤクザが二組。そこにふらりと現れた凄腕の素浪人。
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枯れ葉(2023年製作の映画)

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カウリスマキの映画はほろ苦いバーボンのようでね、タイトルのように枯れ葉のような踏んだらすぐにバラバラに壊れそうな弱い人間たちを彼独特のぶっきらぼうなタッチでいて、また繊細に映し出すのだ。

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ありふれた教室(2023年製作の映画)

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こうゆう教師いるよね…。正論バカと云うか、自分が正しいと信じ込んで突き進むうちに周りを混乱に巻き込んで収拾がつかなくなっていくパターン。

移民受け入れが進んでいるドイツだからこそと云
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天国と地獄(1963年製作の映画)

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数年ぶりに再見したが、前半のほぼ権藤邸の室内のみで描かれるドラマ展開の緊張感と密度の濃さ、人物の出し入れの上手さに改めて感嘆した。

ほとんど完璧に近い重厚なサスペンス映画で、唯一欠点
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悪い奴ほどよく眠る(1960年製作の映画)

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普通に観るとプロットも凝っているし面白いが、黒澤映画としては脚本にアラが目立つ。

主人公の西(三船敏郎)のラストの破滅を招いたのは、悪の親玉の公団副総裁の岩渕(森雅之)の娘の佳子(香
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張込み(1958年製作の映画)

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映画的な脚色もあるだろうが、作品の出来栄えの前に昭和32年当時の時代色、特に人々のあまりの周りに対する警戒心の無さに驚いてしまった。

横浜から走り始めている列車にいきなり飛び乗るし、
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羅生門(1950年製作の映画)

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この【羅生門】の初見は黒澤映画を追いかけて観始めた1990年頃でしたね…。

当時は黒澤明監督がアメリカのアカデミー賞特別名誉賞を授賞して式典にスピルバーグとルーカスを従えて現れました
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光る眼(1995年製作の映画)

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天下の鬼才ジョン・カーペンター監督作品にしては可もなく不可もなくな仕上がり。

もっと田舎町に忍び寄る不穏な空気を抱かせるキャメラワークにこだわったら怖かったのに。

中途半端
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ゴジラxコング 新たなる帝国(2024年製作の映画)

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このシリーズもキングコング単独から始まってゴジラが出た時から嫌な予感がしていたが、この作品はお子様ランチもいいところ。

ほとんどコングの別の部族との共食いみたいな話で、人間パートいら
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酔いどれ天使(1948年製作の映画)

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ヤクザ嫌いな黒澤明がヤクザを否定する映画を作ろうとして逆にヤクザが目立ってしまったとゆう、それくらい黒澤映画デビューの三船敏郎が鮮烈な荒々しい魅力を放っている。

メタンガスが吹き出る
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マッドマックス:フュリオサ(2024年製作の映画)

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撮影時77歳のジョージ・ミラー監督のめくるめくシュール極まりない悪夢のようなイマジネーションの連打に驚く。オーストラリアの後期高齢者恐るべし。

無邪気な少女がいかにして怒りの女戦
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野良犬(1949年製作の映画)

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「その日は恐ろしく暑かった」のナレーションで始まるこの映画。

とにかくうだるような東京の夏の暑さの描写が目を引く。

この映画の翌年の昭和24年の東京の8月の気温をしらべてみ
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どん底(1957年製作の映画)

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ゴーリキーの戯曲を江戸時代に置き換えて映画化。

ストーリーと云ってもほとんどなく、貧乏長屋に住む住民たちの群像劇に終始している。

ずっと黒澤明と組んできた中井朝一キャメラマ
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無法松の一生(1958年製作の映画)

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1943年(昭和18年)の阪東妻三郎主演のオリジナル版は午前十時の映画祭で鑑賞したが、検閲でカットされた箇所、松五郎が吉岡夫人への想いを告白する場面と雪の中で倒れる場面が無くて、祇園太鼓の場面>>続きを読む

醜聞(スキャンダル)(1950年製作の映画)

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スキャンダル記事をばら撒く写真週刊誌を糾弾する目的で作られた本作品だが、蛭田弁護士のサイドストーリーに感傷的に引き摺られて主題がボヤけている。黒澤明本人も認めている通り失敗作。

ただ
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静かなる決闘(1949年製作の映画)

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黒澤作品の中では特に優れていないとゆう批評もあるが、梅毒を患った若き医者を三船敏郎が熱演している。

三船敏郎はデビューからわずか2年でこれだけの貫禄あるお芝居を見せるのが素晴らしい。
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わが青春に悔なし(1946年製作の映画)

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なんともこれはまた凄い映画だ。

いや前半は正直退屈なのだが、後半20数分200カットに及ぶ場面の迫力はどうだろう。

黒澤明監督はテーマを台詞で語ることを嫌うのだが、映像その
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虎の尾を踏む男達(1945年製作の映画)

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第二次大戦終戦間際から戦後を跨いで撮られたとゆういわく付きの作品だが、戦時中の映画鑑賞事情については小林信彦の「アメリカと戦いながら日本映画を観た」に詳しい。

この当時に所謂戦意高揚
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踊る大捜査線 THE MOVIE 湾岸署史上最悪の3日間!(1998年製作の映画)

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公開当時から実に26年振りにテレビで鑑賞。

出演者が若いことと20世紀末の時代風景も今振り返ると新鮮。

どこでもタバコを吸えることやガラケー、ブラウン管テレビや黎明期のネッ
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素晴らしき日曜日(1947年製作の映画)

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東宝争議で主だったスターがいなくなった東宝で仕方なく無名の俳優を使って作られた佳品。

もっとも主人公を演じた沼崎勲は口だけは達者だったらしく、「僕の演技プランは…」と云い出して黒澤明
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一番美しく(1944年製作の映画)

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黒澤明監督はこの作品をセミドキュメンタリー風に作りたいと考えていたそうだが、軍需工場で働く"女子挺身隊"を演じる若手女優たちは十分熱演しているように見えてしまう。

オープニングにいき
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激突!(1971年製作の映画)

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スチームトラックに追いかけられた主人公が途中で駆け込むドライブインの駐車場にトラックが停まっていて主人公が店内に悪質ドライバーがいると思い込む場面。

これ、改めて再見すると悪質ドライ
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トワイライト 葬られた過去(1998年製作の映画)

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まァ味わいを楽しむ大人の映画ですね。

ポール・ニューマンを筆頭にジーン・ハックマン、スーザン・サランドン、ジェームズ・ガーナー、ストッカード・チャニングと渋い名優勢揃いで、若手ではリ
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女ガンマン・皆殺しのメロディ(1971年製作の映画)

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かのタランティーノ監督の【キル・ビル】の元ネタとして知られる本作品。

夫を悪党三兄弟に惨殺されて自分も強姦されるラクエル・ウェルチ演じるハニー・コールダー(これが原題)が、途中出会っ
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ブラックアダム(2022年製作の映画)

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アメコミ映画らしいとゆうか、その期待通り過ぎて逆に面白味を感じないとゆうか…。

5000年の眠りから覚めたヒーローにしては後半はやけに物分りが良くなるのがちょっとな。

もう
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あんのこと(2023年製作の映画)

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入江悠とゆう監督については過去の作品を観ていて正攻法で真面目な演出をする方とゆう印象で、正直に云えば数多いる職人監督の一人と捉えていた。

新聞の三面記事から着想を得たとゆう本作品にお
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ブルービートル(2023年製作の映画)

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好意的に見ればこれでよかよかなんだろうが、まァ子供向けですよね。

アイアンマンのパクリみたいな戦闘スーツだがどちらが最初なんだ?

体に取り付いて神経まで融合するのは【仮面ラ
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ザ・フラッシュ(2023年製作の映画)

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しっかしアメコミ映画はマルチバースが好きですね…。

自身が幼い頃に何者かに殺された母親を救うために、ほんの少しだけ歴史を変えたつもりが大変なことになってしまう。

なんだ、【
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ロスト・フライト(2022年製作の映画)

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いまいち緊迫感に欠けた印象を持ってしまうのは演出の生真面目さからか、或いは脚本がパニックアクションのお約束を守りすぎた正攻法で遊びが足りないからか…。

そもそも殺人犯をたった一人の警
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