マサミチさんの映画レビュー・感想・評価

マサミチ

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ラプラスの魔女(2018年製作の映画)

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未来を計算で予測できる人間という発想を生かしきれない脚色の酷さなのか、三池監督と東野圭吾の相性が悪かったのか、散々たる出来栄え。

そもそも櫻井翔の化学の教授がストーリー上で狂言回し的
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ある閉ざされた雪の山荘で(2024年製作の映画)

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これは原作を読んでおくべきだったな。本棚漁ったら何故か持っていたんだが(笑)

今上り調子の推し女優の堀田真由出演という事で観たんだが、設定として難しいのは最終オーディションに海辺のコ
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カラオケ行こ!(2024年製作の映画)

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昔からヤクザと相反する何かを掛け合わせるプロットって映画にハマるパターンなんですよね。

【セーラー服と機関銃】は女子高生がヤクザの組長になってしまうとか、【二代目はクリスチャン】は敬
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母性(2022年製作の映画)

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なんか母と娘のジメジメした女の嫉妬のイヤな映画かいな?と苦手だなと思いながら鑑賞。

要するにテーマとしては母性という概念の再検証ということかな。

戸田恵梨香は古いタイプの感
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本心(2024年製作の映画)

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観初めて嫌な予感。これボクが嫌いなパターンの石井裕也作品じゃないの?と。

【夜空はいつでも最高密度の青色だ】とか【茜色に焼かれる】とか観ていて暗い世相を反映し過ぎていて暗澹とした気持
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はやぶさ 遥かなる帰還(2012年製作の映画)

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JAXA相模原キャンパスに展示されている「はやぶさ」の実物大モデルはこの映画で作られた物だそう。

「はやぶさ」の打ち上げ成功から小惑星「イトカワ」に行って地球に帰還するまではほとんど
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軽蔑(2011年製作の映画)

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時代錯誤な感じもする映画だが、こうゆう破滅志向のキャラクターは嫌いではない。

高良健吾って何気に化ける俳優さんで、実直な青年も上手くこなせば、アウトローも難なく演じる。

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桐島、部活やめるってよ(2012年製作の映画)

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多分観た人は学生の頃にどのキャラのポジションに自分はいたかを考えながら上映時間を過ごすんだろうな。

桐島という名前だけ出てくる子を中心にそれぞれがたわいない時間だったり真剣に部活に励
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僕だけがいない街(2016年製作の映画)

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意外にもアンハッピーエンドなのね。

石田ゆり子は最初出てきた時に藤原竜也の歳上の彼女の設定なのかと思ったら母親とは無理あるだろ……とツッコミ入れて観ていたが。

まァ犯人すぐ
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モテキ(2011年製作の映画)

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この監督さんは本音ではオタクが嫌いなんだろうな(笑)

血も涙もない青春映画、というか森山未來演じる藤本君にマトモな言葉を云ってくれるのは会社の先輩の真木よう子演じる唐木さん(かなりキ
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想いのこし(2014年製作の映画)

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この手の心霊ファンタジー物としてはコテコテに泣かせに行かない作風に共感が持てる。

もっとスネに傷を持つキャラだらけにした方が面白かったと思うが、清々しくほんのちょっとホロリとさせられ
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アイスクリームフィーバー(2023年製作の映画)

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アイスクリーム屋さんに勤める吉岡里帆がモトーラ世理奈の常連客に惹かれる理由がいまいち掴めなかったが、もう一組の主役の松本まりかとその姪とどう交わるのか?と思っていたら、なるほどという展開。こう>>続きを読む

愛しのアイリーン(2018年製作の映画)

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いまいち何を描きたいのか分からなかったのだが、恐らくSEXだけが最高の愛情表現と勘違いしている安田顕演じる岩男という主人公は事故死したことで初めてアイリーンとの本当の愛が芽生えたということなの>>続きを読む

草原の椅子(2013年製作の映画)

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中高年のロマンティシズムと云うか、気持ちは分かるんだが……みたいな感じの映画。

オジサンオバサン俳優が苦味切った顔してクサイ台詞ばかり云われるとさすがに観ていて辛くなる。

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まほろ駅前多田便利軒(2011年製作の映画)

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相模原市民なので町田はよく行くしネタになります。ほとんど神奈川県だろとかとか。

主役は瑛太だが松田龍平を見てるとこの映画はドラマ「探偵物語」へのオマージュもあったのではないかと思って
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もらとりあむタマ子(2013年製作の映画)

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小林信彦さんの昔のエッセイを読んでいたらこの映画の前田敦子の演技を絶賛していたので鑑賞してみた。

あまり合わなかったかな。

前田敦子の無気力な感じはよく出ていたとは思うが、
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(2023年製作の映画)

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ずっとビビって観るのを躊躇していたんですが、これねェ、観る人各自が自身の中の差別意識と向き合いながら自問自答を繰り返しながら鑑賞を強いられるので疲れが半端ない。

単純に好みで云えば嫌
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LOVE LIFE(2022年製作の映画)

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一体何をやってるんだろうね、この人たちは……(笑)

と、ツッコミ入れたくなる展開だったが、子供を亡くした夫婦の放浪と再生というテーマは分かるんだが、お互いにそれぞれの元カノと元夫と浮
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朝が来る(2020年製作の映画)

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原作の雰囲気というか構成も含めて完全に映画に移行していることに感心。

この物語の実質的な主役はひかりを演じる蒔田彩珠であり、彼女の魅力を全面に押し出している。

先日最終回を
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川の底からこんにちは(2009年製作の映画)

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PFF(ぴあフィルムフェスティバル)スカラシップで石井裕也監督の商業映画デビュー作。

早い話がほとんどシロウトが作ったに等しい映画なので多くは期待出来ないし、事実ダランとした画作りの
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べイビーわるきゅーれ(2021年製作の映画)

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最近バリバリに売れてる髙石あかりの出世作ということで初鑑賞。

ただしまァ、観る前からある程度予想していた通りのタッチと展開とお芝居というか、良い意味でもっと期待を裏切ってほしかったか
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蜜蜂と遠雷(2019年製作の映画)

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ピアノは全く弾いたことないし、ましてやクラシックなど音楽の素養など皆無の凡人の目で鑑賞。

そんな大半の人の入り口として松坂桃李演じる社会人ピアニストの高島のキャラを用意してあるが、音
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市子(2023年製作の映画)

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胸くそ悪くなる暗い映画ですね。出来栄えとは別のところであまり好きになれない。

本人の意図するところと関係なく何かしら関わった人を虜にしてしまう市子と名乗る女性。

それを大人の
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銀河鉄道の父(2023年製作の映画)

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伝記物、親子愛物としては正攻法の作りで可もなく不可もなくと云った出来栄えだが、それでもさすがにラストシーンの「銀河鉄道の夜」が出てくるくだりは目頭が熱くなる。

ただし説明不足に感じた
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舟を編む(2013年製作の映画)

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主人公の馬締(まじめ)を演じる松田龍平の静的なお芝居の佇まい。

松田龍平の父親の故・松田優作はそこに狂気を孕んでいたが、龍平は無表情の中に言葉そのものへの愛情をたぎらせて仕事に邁進し
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満月 MR. MOONLIGHT(1991年製作の映画)

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【侍タイムスリッパー】を観てこの映画を思い出し実に公開以来の再見。

この映画自体がタイムスリップ物なのだが、むしろ制作当時が既に34年前なので現代の描写、街や髪型やファッションや生活
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クレセントシティ〜闇の中の真実〜(2024年製作の映画)

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サイコものとしては平均点。

演者に魅力がないから損しているが、終盤が酷い。

テレ東で放送されたら何気に観ちゃう程度の凡作。

侍タイムスリッパー(2023年製作の映画)

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制作費2600万円(!)のインディペンデント映画、とはいえ脚本に惚れ込んだ東映京都撮影所全面協力により画作りは本物。

ただしこれ、タイムスリップ物としては非常に中途半端な作りになって
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百万円と苦虫女(2008年製作の映画)

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切ないラストですね……変に泣かせに走らないさり気ない演出の妙、結構好きかも。

百万円を貯めると次の街へと根無草のように誰とも必要以上に関わることなく青春を無駄に消費してゆく蒼井優演じ
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星守る犬(2011年製作の映画)

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後半にいくに従いキツいですね。

そもそも西田敏行演じるおじさんが白骨遺体で愛犬と共に見つかることで説明は足りてるはずで、それをおじさんが餓死していくまでの過程や愛犬のハッピーが亡くな
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リバーズ・エッジ(2018年製作の映画)

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ボクにはちょっと関係ない映画だったかな。

若者を描く感性に着いていけないほどこちらも歳を取ったのかもしれないが、猟奇趣味であったり暴力描写であったり登場キャラの孤独の拠り所やストレス
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純喫茶磯辺(2008年製作の映画)

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仲里依紗が女子高生役とはもう17年前(2025年時点)か。

今では社会派の吉田恵輔監督としては緩い作風に驚くが、ボクはコメディーとしては観なかった。

麻生久美子演じるモッコ
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麦子さんと(2013年製作の映画)

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痛いところを突いてくる映画ですね。でも良かった。

親に対して取り返しのつかない言葉を吐いてしまう時って誰でも経験あるだろうけど、これってブーメランみたいに後になってから跳ね返ってくる
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新米記者トロッ子 私がやらねば誰がやる!(2024年製作の映画)

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【恋は光】が面白かった小林啓一監督の新作として鑑賞。

主演が櫻坂46の藤吉夏鈴という人なのでカテゴリーとしてはアイドル映画になると思うが、なかなかどうして気難し方の映画ファンでも十分
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パリタクシー(2022年製作の映画)

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ストレートに感動させるちょっと良いお話なんだが観客の気持ちを計算した演出が洒落ていて上手い。

多少苛立ち気味のタクシーの運ちゃんの元に頑固そうだが話し方がゆったりしたお婆ちゃんが乗り
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ビーキーパー(2024年製作の映画)

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フィッシング詐欺もメディアや警察による啓蒙活動により最近では縮小しつつあるそうだが、そのおかげでもっと厄介な闇バイトによる強盗殺人事件まで起こる恐ろしく物騒な世の中になって現実がフィクションを>>続きを読む