ぺん

監視資本主義 デジタル社会がもたらす光と影のぺんのレビュー・感想・評価

4.0
SNSに溺れる少年のドラマも挟みながら、テック業界関係者によるインタビューがスピーディーに紹介されるドキュメンタリー。

今も昔も利益追求の結果として分断が起きる。
ネットの普及でそれは広告や情報として、あっという間に世界に広がるようになった。おっかないな。
怖い怖いと思いつつ今もスマホでこれを打ってる。
Twitterやインスタはたまに見るくらいで自分から発信はしないなぁ。ハマるのが怖いから。
フェイクニュースやまとめサイトにハマって様子がおかしくなった知人や親戚を知ってるから。
しかし私もフィルマはやりますが…

「技術そのものは脅威ではない」そうなんだよな。どれも人の使い方次第。
ユヴァル・ノア・ハラリの著書でも似たようなことを書いていた。人間はAIに操られる時代が迫っていて、そのときどうするか。
せめて自分を見つめ、自身のことを分かろうと。
それにはスマホ等から離れて瞑想する時間を持とうという提案だった。

瞑想とまではいかなくても、このドキュメンタリーのラストでも様々な試みを掲げている。
スマホの通知を切り、寝室に持ち込まない、子どもにSNSを使わせない。
本当に気を配らないともう実行は難しいかもしれない。
だけどこのことはしっかり頭に入れておきたいな。
SNSにハマるあらゆる世代に観ておいてほしい作品。
ぺん

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