オーストラリアの競馬を題材にした実話系の映画。
女性主人公が努力と根性で男社会の競馬界で成り上がっていくシンデレラストーリーでした。最期のメルボルンカップは結果が分かっていても熱い。
レースシーンのカメラワークは迫力があります。
女性騎手であることに対しての偏見や大変さも描かれていますが、差別と言うよりは女性を受け入れるシステムが出来てないように感じました。いずれにせよ、男女関係なく主人公のように反骨精神の塊のような人でないと成功できない世界なのかもしれません。
物語の半分は家族ドラマとなっており大勢の兄弟姉妹のなかで、とくに父と一人の兄にスポットが当てられています。兄は本人がそのまま演じてるみたいですがこれがまた素晴らしいです。お父さんは娘を心配するあまり関係がギクシャク。そんなお父さんを演じるサム・ニールがいい味出してます。
しかし、競馬というのはそんなにも事故の多いものなのでしょうか?主人公も複数回骨折してるみたいですし。改めて大変なスポーツであると感じました。