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アシスタントのhikaのレビュー・感想・評価

アシスタント(2019年製作の映画)
3.5
アメリカの映画業界におけるセクハラ問題を取り上げた作品。

映画会社でアシスタントとして働く女性社員の1日を描く。

優秀な成績で晴れて採用された彼女は、将来、プロデューサーになる夢を抱きながら、早朝から深夜までボスの雑務に追われる日々が続く。

作品で描写されるのはたった1日の出来事だが、業界、企業にはびこる性暴力にかかわる重要な要素が凝縮されている。

権力者の地位利用、
その権力にあやかろうとする女性たち、
問題を見過ごそうとする企業風土、
男性優位型の組織、、、

立ち上がろうとする彼女は、
ある行動を起こすが、、、

そして、この日も雑務に忙殺される勤務が終わり、本作も終焉を迎える。

セクハラという社会課題の真実に迫る
ヒューマンドラマだった。
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