憧れの映画制作会社に入ったはずが…新人女性社員は辛いよ…
とにかく最初から最後まで辛い…お茶だし、皿洗い、そして訳のわからない社長の奥さんの電話対応と雑事を全部追いつけられちゃう辛さ…周りの男性陣も声はかけてくれるけど、社長怖さに絶対に責任は取ってくれないというリアル…泣いてしまうよ…
おそらくこれはワインスタイン・カンパニーとか映画会社での実話を元にして話だと思うけど、中規模のワンマン社長がいる会社だったらあるあるかもしれない。社長の一声で人事とかが全て決まってしまうため、社長には誰にも意見出来なくなってしまって、社内で不穏な空気が漂い続けている感じが結構キツい。
主人公の女の子も声を上げるんだけど、まだ若いから上手く発言できないのも辛いよな…正しいんだけど、戦い方を知らないから押し潰されてしまう感じ…これは時間が経っても思い出して怒りが込み上げてくるやつだよ…
実際にあったエピソードを並列しているから物語的な面白さは無いんだけど、軽んじられ続ける女性の辛さを彼女の視点から1日追体験するという点で非常に意義のある映画だと思う。まさに色んな人にとってMe Tooな物語。
