迷惑系YouTuberの究極形?
流石に、
10年間動画投稿しても全然再生数が伸びない!
↓
よし、殺人現場を生配信しよう。
…となるのが、飛躍しすぎ。
最初は小さな迷惑行為から初めて段階的にエスカレートしていく流れでないと不自然。
主人公は元々そういうサイコなヤツという事にして、最初から不謹慎さ全開で行くにしても、殺人自体は終始ショボいままなんだよな。
人殺しの現場を生配信しても視聴者に「どうせフェイクだろ」とコメントされるのはメタ的で面白いが、「これでもフェイクと言えるか!?」と、もっと殺しを直接的に見せる方向に行かないとドライブ感がない。
終盤で、気絶させたコメディアンのジェシーをどうするか視聴者にアンケートを取ってたが、ああいうのをもっと早い段階でやってほしかった。
本作は、全編スマホやドライブレコーダーや監視カメラの映像のみを用いたPOV映画だが、後半になるほどその制約が明らかに不自然に感じてくる。
ってか、DJウノの下り、丸々要らなくない?
承認欲求に取り憑かれる過程を丁寧に描いた作品としても、エグみ満載のサイコスリラーとしても、どちらにも振り切れておらず中途半端に終わってしまった。