このレビューはネタバレを含みます
母親は子どもがいつまでも子どもであると思いたい。という価値観に頭ぶん殴られる。
そもそも本当の母親でもないし、母親になりたいという気持ちに囚われた哀れな女の人だったけど。
多分元ネタは代理ミュンヒハウゼン症候群の母親を恋人と殺したっていう娘さんの話だよね。あの人も健康だったのに薬飲まされたり無駄に手術されたり呼吸器つけてたり人生を取られてたんだよな。今は幸せなのかなあ。
手のかかる子ほどかわいいとは言うけれど自分で手のかかる状況を作り出し依存状態にするのは愛でもなんでもない、支配欲だよね。
正直序盤の大学行っちゃうんです、うう〜😭みたいな集まりも狂気だけど。あれ本当にあるの？子離れできない親系の題材は湿度が高くて気持ちが悪い。
「あなたのためなの」という呪いの言葉で縛られている人は多そうだ。
ここまでじゃなくても親って生き物は娘息子のために、と思って暴走してしまったり余計なことをしてしまう話は現実にもたくさんある。
信じて手放すことも愛なのだと思えない人は結構いるよね。
自分のためでしょうと娘に言われて図星だったんだよな〜。ドロドロのなにを注射しようとしたんだ。倉庫から引っ張り出してきたあれって人工呼吸器だよね？
何かあったらもう起き上がりもできないようにしようと準備してたってことよね。怖すぎ。
なんとなく戒めにしようと思って見てしまった。子どもは可愛い。でも成長をしていくものだし、手から離れていくことを素直に喜べる親になりたいね。
