Maoryu002

シャレードのMaoryu002のレビュー・感想・評価

シャレード(1963年製作の映画)
3.4
離婚を決意した矢先、夫の死を知らされたレジーナ(オードリー・ヘプバーン)は夫が持っていたといわれる25万ドルを巡って、警察、アメリカ大使館の男、怪しげな4人の男たちに監視され、脅迫され、追われることになる。

古さを感じさせつつも楽しいラブコメサスペンス映画。
出演陣が、オードリー・ヘプバーン、ケーリー・グラント、ウォルター・マッソー、ジェームズ・コバーンと豪華だ。
ヘプバーンとウォルター・マッソーの組み合わせが不思議な感じだった。

テンポの良いミュージカル映画を作り続けてきたスタンリー・ドーネン監督らしく、展開が早くつぎつぎと事件が起こるのだが、とにかく二転三転し過ぎてついていくのが大変だ。

この映画の少し前にスタンリー・ドーネン監督と「パリの恋人」を撮っているヘプバーンに、「巴里のアメリカ人」のジーン・ケリーに憧れる話をさせるあたりは遊び心いっぱいで楽しい。
その後、ケーリー・グラントとシャワーでミュージカルの場面みたいにふざけるも微笑ましく、この映画はベースはサスペンスながら、笑いや遊びが散りばめられて楽しい映画になっている。
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