Keiko

シャレードのKeikoのネタバレレビュー・内容・結末

シャレード(1963年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

良いものは古くならないとはよく言ったもので、とにかく古さを感じさせない王道のアメリカ的ミステリー映画。

序盤の会話で、ジャンルイが切手を集めていることが示される。この会話が何故か強く印象に残っていて、中盤でジャンルイが再登場したときに「そういえば死んだ夫からレジーナ宛の手紙に切手は貼ってあったのかな? 切手がめちゃくちゃ高いとかそんなことはないのかな?」と思っていたら、まさかのドンピシャ。

真犯人もギリギリまでは読めなかったんだけど、終盤に差し掛かったところで「ピーターは二重スパイでレジーナの味方。実は黒幕はバーソロミューなのでは?」なんて推理していたらこちらもドンピシャ。
ミステリーの教科書的作品だから、客観的に見るとそんなに難解ではない部類。でも、私がレジーナ本人だったら、絶対に誰を信じていいのかわからなくて人間不信に陥りそうだ。

今回もオードリー・ヘプバーン×ジバンシィの衣装がスタイリッシュ。30代になったオードリーのマダムな着こなしは、『麗しのサブリナ』『パリの恋人』とはまたガラッと雰囲気が違う。
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