人食い鮫の悪夢にうなされるという共通の悩みを抱えた男女が、人里離れた診療所でその道の権威の元で新薬の試験投与を受ける事になるのだが、それは更なる恐怖への幕開けだった…。アメリカ製のアニマルパニックホラー。
これも米ケーブルテレビのSyfyプレゼンツの作品なのでテレビ映画として製作されたようですね。「エルム街の悪夢」のフレディをサメに置き換えてみました的な作品。
これはナイトメアシャークのタイトルで充分。ジョーズキングオブなんちゃらはゴジラに乗っかっただけの日本の配給会社の悪知恵…。
鮫＋ホラーでアイデアは面白いと思うですが、鮫そのものはさほど出て来ないし小出しで同じ展開の繰り返しで飽きてしまう…。
やはり鮫映画は鮫が人を襲い血肉ブシャーじゃないとダメですね。ホラーに寄り過ぎて人の襲い方もストレートじゃないのでイマイチ…。
鮫映画とホラーの組み合わせの相性も悪いような気がしました。
ファミリー層が観るテレビ映画なのでグロ描写は意図的に控えていて抽象的なシーンが多いのも鮫映画としてもホラーとしても難点。
終盤にやっと出番が増すが、基本的に鮫は出番が少ないです…。
良いところもと特にこれと言って無いですが、捻り出してみると髪型がボブの女優さんが可愛かった事と偽マーク・ウォルバーグみたいな男優さんが面白かった事くらいです…。
ツッコミながら観るにしてもつまらなさ過ぎてはかどらない…。
同じホラー＋鮫の作品なら「ゴーストシャーク」を観た方がよっぽど良いと思います。
