かほ

ビバリウムのかほのネタバレレビュー・内容・結末

ビバリウム(2019年製作の映画)
4.6

このレビューはネタバレを含みます

映画館からの帰り道、RUDY, A message to you 聴いて風に当たって流れる雲見てチャリ漕いで帰った。すごく気持ちよかった。

いやおもしろかった。
やばい状況に見えてるかもしれないけど結局社会は気付かれないうちにこうして回されているのかもしれない。

やる事がほしいんだと労働して、家で新たな社会に出す為の人間を育てる。

2人はどんどんやつれて病んで亡くなる。

人生の縮図ですやん、、息子七三分けで日本のサラリーマンみたいだし

ジェマと息子の最後の会話がこの映画の全てでうわぁ、、てなった。

家が欲しかっただけなのに。私はなんだったの?

社会の為に息子を育てるだけの存在だよ。

私はあんたの母親じゃないわ

...Whatever 🙂



みたいな。今子育て中だったら間に受けて発狂したかもな。

でもその価値観をちょっとおかしくない?って訴えてる事に逆に安心出来る
逆に幸せの価値観を押し付けられる映画の方が怖い嫌い
観入ると不安になるくらい完璧な世界で矛盾とかも無いので冷める事なく夢中になれた。
環境は変わらないし抗えないけど2人の状況は変わり続けるから観ていて飽きなかった。
車のライトでダンスするシーン可愛かったし、子供大好きなので子供時代の息子ギリ可愛く思えたわ。2人が思い合ってるのもいい。

最後の成人の息子が不動産屋の席について新たなカップルが入ってきてエンディングになるシーン最高、笑顔になっちゃった。

社会は変わらないなら夢を抱いて期待し続けて自分を犠牲にしたりせず割り切って自分のしたい事好きな事を好きなように社会のルールを破らない範囲で楽しむマインドで行こうと思った。
かほ

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