陳列されたようなワントーンの家、
どこか変な紹介人、
奇妙な子供。
メルヘンさすら感じるパステルカラーの可愛らしい理想の家が、だんだん不気味に見えてくる。
僅かな変化も無い奇妙な生活と、
無意義の時間の経過が中々辛い…
あんまり長い映画じゃないけど体感と疲れが出てくるな
憔悴するトムと発狂するジェマ。
今までこうやって餌食になったカップルが沢山いる。ことは分かったが…
何も明かされず、
誰も救われずだけど
きっとそのラストだから良いんだろうね。
最初の鳥のシーンが全てだったなあ。
変にSFチックにならずに
不気味で完璧なグラフィックのまま
作品の雰囲気を保っててよかったな。