Yasuyo

ビバリウムのYasuyoのネタバレレビュー・内容・結末

ビバリウム(2019年製作の映画)
3.0

このレビューはネタバレを含みます

カッコーの托卵を知らなければ
終わるまで意味が分からない映画だろう。

冒頭、ご丁寧に鳥の巣の描写があったので
育てろと書かれた箱に赤ちゃんが入っていた時点で
あぁ、なるほどね、と。
目の付け所は面白い映画だった。

ただよく分からないのが
なんのために育てさせるのか。
育てた異星人?は
ただただ不動産屋になり
同じことを繰り返すだけ。

自分の星に帰るわけでもなく
そこから侵略するわけでもなく。

単純に調査・伝達役として育てられているのかな?
人間の性質などの。

「ママ」
「私はママじゃない」

この繰り返しが多かったのも
箱を開けたのが女性で
初めに見たものを親だと思う鳥と
自分は育ててはいるが
産んでないということを強調していたのだろう。

結局報われる事もなく終わるのなら
元々の世界に本当の子供がいた
というところまで描いてしまえば
完璧だったのに…
と思うのは、残忍すぎ?
Yasuyo

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