このレビューはネタバレを含みます
カッコーの托卵を知らなければ
終わるまで意味が分からない映画だろう。
冒頭、ご丁寧に鳥の巣の描写があったので
育てろと書かれた箱に赤ちゃんが入っていた時点で
あぁ、なるほどね、と。
目の付け所は面白い映画だった。
ただよく分からないのが
なんのために育てさせるのか。
育てた異星人?は
ただただ不動産屋になり
同じことを繰り返すだけ。
自分の星に帰るわけでもなく
そこから侵略するわけでもなく。
単純に調査・伝達役として育てられているのかな?
人間の性質などの。
「ママ」
「私はママじゃない」
この繰り返しが多かったのも
箱を開けたのが女性で
初めに見たものを親だと思う鳥と
自分は育ててはいるが
産んでないということを強調していたのだろう。
結局報われる事もなく終わるのなら
元々の世界に本当の子供がいた
というところまで描いてしまえば
完璧だったのに…
と思うのは、残忍すぎ?