試写会で鑑賞
新聞記者の監督ということで社会派映画のイメージがあったが、今回は全く違う作風だった
映像、構図がとても美しいなというのがまず単純に感じたこと。中島哲也監督の告白をみたときに感じた映像美と少し重なった。
魔法使いのおばあちゃん?ファンタジー?と思っていたら全く違った。
物語の序盤で星ばぁが「歳をとるとなんでもできる」といったニュアンスのセリフを言うが、多感な年頃では周りを気にしたり合わせたりしていてもそのうちそんなの気にせず自分のやりたいように生きられるようになるってメッセージに聞こえた。その点はこの主人公は中学生と思えないくらいしっかりしてるけど。友人からババくさいと言われながらも書道を好きでいたり、友人とうまくはやってるけど群れてはいないところとか。すてきな女の子。清原伽耶さんがとてもハマっていると感じた。
ラストになってようやく星ばぁが輪郭のある一人の人物として実感できた。