なんて心地よい涙を流させてくれるんだろう
無駄なものが一切なくて
だから引っかかるものがなくて
作品に没頭できた
星ばあとの出会いの場所
夜空が見える位の間接照明な部屋
波打ち際
クラゲの水槽
バスの窓に打ち付ける雨
観たこともない美しい水墨画
思い返すと
こんなにもさりげなく優しいシーンが
いくつもあらわれる
どの景色にも
つばめと星ばあが笑っている
「会いたい」も
「ごめんなさい」も
「好きです」も
「さよなら」も
明言せずに
その空気だけで
聴こえた気がした
時間は気持ちよくつかえ
ワクワクしている人の時間は早く進むんだ
後悔は行動してからにしろ
見たい人は見えるし見たくない人は見えない
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