みん

アンダードッグ 前編のみんのネタバレレビュー・内容・結末

アンダードッグ 前編(2020年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

前後編のボクシング映画といえばあゝ荒野ですけど、あれは新進気鋭のボクサーで、こっちは昔の栄光とか悔しさとかに縛られてふらふらとボクシングを続けるベテランが主人公。もう引退しろムードがある中で最後の試合、相手は企画でボクシングをはじめた芸人。二世で父のお金で暮らす自分、しょうもないと言われても明るく振る舞ってる自分、ボクシングを通してそんな自分を変えたいという思いが芽生える。誰もが晃が勝つと思っている中で芸人は勝つ希望を抱いて練習する。そこで博!初めこそ芸人を馬鹿にしてたけどその本気さを理解して練習に付き合って、試合での声かけは本物やったな。試合のシーンは圧巻。カウントが始まっても何度も立ち上がって、終わらせない、変わるんやって自分を奮い立たせる姿に感動。主人公は不甲斐ない試合をし、ここで初めて悔し涙を流す(前半の試合後のシーンは泣いてなかったので対比でまた私も泣く)。今まで散々ふらふらしたんやからこれをきっかけに後半は変わってくれるかな?という希望を残して前編終了。ちなみに龍太は前半も出てくるけどまだプロになったばっかりで、晃のジムにふらっと立ち寄る若者ってだけでした。
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