みゅー

佐々木、イン、マイマインのみゅーのレビュー・感想・評価

佐々木、イン、マイマイン(2020年製作の映画)
4.0
Filmarksのオンライン試写会にて一足先に鑑賞。


「佐々木、佐々木、佐々木!!」

そもそも仕事中に映画を観ようとしたところから間違っているのだけど、観終わった直後から頭の中で佐々木コールがエンドレス。

俳優を目指して上京したものの、私生活含めなかなか上手くいかない悠二(藤原季節)。
高校生の同級生と偶然再会したことをきっかけに、高校時代を共に過ごした佐々木のことを思い出す。


佐々木コールがあれば、教室でも全裸になっちゃう佐々木。
ここまでではなかったけど、こんな感じの人、高校時代いたなぁと少し懐かしくなった。
学校で騒いだり、放課後は誰かの家でゲームしたり、なにか特別なことをしていたわけではないけど、その他愛もない時間が今となっては戻れない大切な時間だと気付かされる。

佐々木はお調子者でへらへらしているように見えるけど、だからと言って彼が何も考えていないかって言われれば、そうではなく、彼は彼なりに考えていることがある。
普段は見えないその一面が見えた時に、どう受け止めるかってとても大事。


全体的には大きな盛り上がりはなく、比較的淡々と進んでいく(佐々木コールを除く)けど、ラストの悠二のあの叫びは最高だった。
赤ちゃんを抱っこするシーンもとても良かった。
その時の藤原季節のあの表情・演技が良い。
というか藤原季節めっちゃ良い。最近若干推しの赤楚衛二にちょっと似てる気がする。


佐々木を演じた細川岳。そもそも細川の高校時代の同級生のエピソードを原案としていて、
その同級生を演じている。
その友人がこの作品を観たら、何て言うのか、とても気になる。


邦画で苗字がタイトルになっている『宮本〜』にはハマらなかったけど、『佐々木〜』は結構好き。
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