実はネタバレ知らずに見たけど最初の数分で大筋の展開が読めてしまった
そうきた？と意外だったのが最後の最後に踊り出したところくらい
いや、これは構成がいいからだと思う
いい感じにそうなんだろうなと想像できる安心感
それでも引き込まれたのは、佐々木の魅力
ぐれもせずにじっと耐える、いつも前向き、こうと決めたら実行する
ぐずぐずとはっきりしない、だめなゆうじの背中を押す
あーいいやつだ、中島みゆきの歌が好きなのか、ほんとにわかってるやつだ、そう思いながら見た
私事ながら、高校時代に母親を亡くした友人がいた
父親はいわゆる女がいて、あまり家に帰ってなかったらしい、バンドとかやっていたそいつの家は何人かの友達の溜まり場になっていた
玄関入ったとこから足の踏み場のない散らかり方が、まるで佐々木の家とそっくりで胸が締め付けられた
そいつはもうずっと前に自死し、私のトラウマとなっている
この映画が私を掴んで離さない理由はそこにある
