佐々木含む高校の同級生4人組の話。主人公はそのうちの1人、東京で俳優として燻ってる石井悠二。
燻ってる現在から、圧倒的に開放的でなんでもできた青春時代を振り返ってる作品で、これは非常に刺さりました。
みんながとは言わないですが誰にでも佐々木って存在はあるし、自分が他に対して佐々木っていう存在であるかもしれない。
無茶苦茶パワフルなエモーショナルさ。友達っていう知っていそうであまり知らない。やがて卒業を迎えて次第に忘れていく。私自身、男子校出身でこの四人組のようなノリで日々の学生生活を過ごしており、かなり重なる感じがありました。様々な家庭環境があり、悲しさ、社会に対する思い、これからの将来など不安な部分など打ち明けることなく、ただただノリで過ごしていく日々。ノリ以外では個々人でやることはやり、成長し、みな違う道に進んでいく。
私自身、就職活動に取り組んでおり、好きなことができる仕事を目指す中で、うまくいかないことが多く、厳しいけど諦めたくない。っていう気持ちだったり、どこか就職できるところに就職しなければいけない。など考える日々が続いています。の中で、佐々木が言う、「お前は大丈夫だから、好きなことをしろ」って言葉。しみました。笑
キャストに関しては、演技が素晴らしいと思いました。知っていそうで実は知らない感じ。え今仕事何しとるん? え結婚しとったん? え地元帰ってきてたん?みたいな距離感がすっごく出ててよかったなーって感じました。
あとは脚本とか構成。ロンググッドバイが結局のところ、この作品の題材というか、石井悠二という人間の成長が綺麗にまとまっていたなと思いました。
考えれば考えるほどじわじわと魅了させられています。
素晴らしい作品でした。
以上!!!!