体育館で木村が「佐々木には言わないで、すぐ広まっちゃうから」と好きな女子の名前を主人公にだけ伝えるシーン。
でも佐々木は言いふらすような人間じゃない。微妙な表情の悠二と観客だけがそれに気付いている。
些細な会話から、悠二とそれ以外の佐々木に対する認識の乖離を明確にし、なおかつ、観客の目線を悠二にリンクさせるすごいシーン。
高校時代の楽しい思い出では音楽流れてるのに現在のシーンは音楽なし。だからこそクライマックスで悠二の感情と同期するかのように鳴り始めるバンドサウンドがたまらなく熱い。
メイン二人の演技も素晴らしい。最高の映画だった！
