Erika

グッバイ、レーニン!のErikaのレビュー・感想・評価

グッバイ、レーニン!(2003年製作の映画)
4.5
“ホワイトライ”とはまさにこのこと🥺✨


舞台は80年代末、冷戦下のドイツ。
社会主義に傾倒している母親が昏睡状態に……
その間にベルリンの壁は崩壊し、東西統一により東ドイツに流れ込む資本主義の嵐!!
今度大きなショックを受けたら、次は助からないかも……
旧東ドイツのピクルス探しや、資本主義を批判する偽のニュース映像作りなどなど、
大好きな母のために息子のアレックスが奔走する!!



序盤に幼きアレックスと母の身に起こった事件が端的にまとめられていて、
「もう二度と母を失うまい!」
という、アレックスの動機付けが完了しているのはお見事👏
(でも母のお見舞いを口実に、ララ目当てなのもアレックスらしい笑)
終盤のママの告白も………親になった今だからわかる、彼女の決断に涙が止まらなかった。


5年前に鑑賞した当時も今も、冷戦下ドイツの知識は乏しいけど……
歴史に翻弄された家族の物語として、笑いあり、哀愁ありのコメディで見る価値あり。
なんと言ってもタイトルが大好き。
“グッバイレーニン!”なシーン、監督はこれを撮りたかったのかな👏




ドイツ語って早口であんまり抑揚がないように聞こえるのはわたしだけ?
(ドイツ語圏の作品はネトフリの『Dark』しか観たことないんだけどね……あれはいろいろとヤバかった😂)
映像のレトロ加工も相まって、昔の日本映画を見ているような感覚になりました👏
Erika

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