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グッバイ、レーニン!のry15のレビュー・感想・評価

グッバイ、レーニン!(2003年製作の映画)
4.5
偽番組作って偽ニュースを流したり、東ドイツのピクルスをわざわざ作って偽造したりとコメディちっくで面白いが目的が「母親に壁が崩壊した事実を知られないようにする」のに加え主人公も「東ドイツでの日々を取り戻す」ようになっていく。もう戻らない日々に縋るようで切ない。
世界史の授業で学んだ時は壁が崩壊して
西ドイツに自由に行けるようになって良かったという印象だったが壁の崩壊によって失業したりと全て上手くいくわけではないし、
食べ物や洋服ちょっとした事も東ドイツ様式に戻すのは手に入らない物もあり、変わった日常を元に戻す事の難しさ・変化に対して必ず受容しなければいけないのか、たとえ取り残されても日常を決めるのは本人だと感じた。
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