京極さん

逃げた女の京極さんのレビュー・感想・評価

逃げた女(2019年製作の映画)
3.2
ホン・サンス監督初体験。観終わった率直な感想は、本作品に限ったことですが、少しでも事前に前情報を知っておいた方がよかったあなあと思いました。穏やかな絵と淡々淡々と続くお話に、子泣き爺に抱きつかれたような眠気に襲われて辛かった。言い訳ですが邦画なら言葉が分かるのでまだしも、字幕を追って脳内を整理する外国語映画だとさらに助長されてしまい、、あまり頭に入ってきませんでした。ただ、オープニングの暖かく綺麗な絵だったり、それこそとある日常を切り取ったある女性の数日を追い、彼女の過去関わった人物との会話劇。監督の方程式のような絵作りはなかなか良かったと思います。少し気になったのは監督の好みなのか機械的なズームを結構多用していたなあと。ハンディカムのようなズーム。好きなのかなあ。ちょっと他のホン・サンス監督作品も観ようと思います。予習不足。自分自身ちょっと不本意でした。
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