逃げた女の作品情報・感想・評価

逃げた女2019年製作の映画)

도망친 여자/The Woman Who Ran

上映日:2021年06月11日

製作国:

上映時間:77分

あらすじ

「逃げた女」に投稿された感想・評価

昨年11月に、フィルメックスで上映された際の梅本健司によるレポートが掲載されております。

3日間、それが連続した日々なのか、あるいはたった1日の3つのパターンなのかは曖昧である。約30のショットがその3日間にそれぞれほぼ均等に配分されている。『正しい日 間違えた日』の2つの1日が似ているようで違う時間だったとすれば、本作の3日間あるいは、3つの1日は、まったく違うようで似ている時間にも見える。
 主人公であるキム・ミニは、そんな日々のなか、3人の女性と再会する。目の前のものに時にたじろぎながらも、相変わらずいろいろな動きを見せてくれる稀有な女優である。なかでも際立つのは、「振り向く」、「振り返る」という動作である。カメラに背を向けて立っていたのが、こちらに顔を向ける。この180度の回転は本作のなかで何度も反復される。また、この半転はキム・ミニだけではなく、彼女が出会う人々も同様に見せる身振りである。冒頭、鶏の「ヘンテコズーム」を見た後に、続く2つのワンシーンワンショットでは、振り返るという動作からキム・ミニと1人目の女性との会話が同じく始められている。

全文はこちら↓
https://www.nobodymag.com/journal/archives/2020/1102_1828.php
ヨラ

ヨラの感想・評価

3.6
じつをいうと、ホン・サンスって毎度寝てしまうんだけど、いつもと性別かわって女性ばかりのこの映画もやっぱり寝てしまった。うとうとしては、ズームとかパンにぎょっとするんだよね笑。
でも好き。
あと、あんまし考えてなかったけど、タイトルの逃げた女ってなんなのか、見終わってから考えるとうわーってなった
sonozy

sonozyの感想・評価

4.0
ホン・サンス監督作。主人公カムヒ(キム・ミニ)が、夫の出張中、郊外に暮らす3人の女性たちを訪ね語り合うお話。
ベルリン国際映画祭: 銀熊賞(監督賞)受賞。

離婚してソウル郊外で女性と同居し、畑を持ち鶏を飼っている年上の女性ヨンスン。
アーティストが多く暮らす地域のマンションで一人暮らしするダンサー/ピラティスインストラクターの同年代の女性スヨン。
夫が人気作家で小さなミニシアターで働く、過去のわだかまりについて謝罪するウジン。

ホン・サンスの恋人(不倫関係)としても有名なキム・ミニ、40代に近づいたようですが黒のタートルネックがお似合いで相変わらずキュート。
最初のヨンスンの家を訪れる時、ミニだけにミニ・クーパー(エメラルドグレー)で登場。^^

ホン・サンス独特の唐突なズーム&パンは健在でしたが、いつもの焼酎呑んだくれ男とのからみシーンはなく、マッコリ、白ワイン、お茶で穏やかに。喫煙シーンも少なめ。あとなぜかリンゴも。全体的にヘルシー。笑

訪れた3ヵ所いずれも、窓から見える綺麗な景色でつながり、それぞれ登場する男性との関係が面白い。
防犯カメラの使い方、ネコデミー賞確実なニャンコも。笑

夫と結婚して5年間一度も離れたことがなく、今回一人で動くのが初めてと繰り返し語るカムヒ。“逃げた女”とはカムヒのことなのか?
余韻の残るラストシーン。見た後にジワジワくる作品です。

東京フィルメックス招待以降、公開の話が聞こえてきませんが、どうなんでしょう?
ya

yaの感想・評価

-
あいかわらずの間
ズームイン
食べるシーン
サンチェの水分を床にパッパ、からのデニムで手をふくところ
逃げた女とこれから逃げる女と逃げたかどうかわからない女しか出てこない!
ろ

ろの感想・評価

3.8
逃避先としての映画のあり方は大きな揺さぶりを与えないホン・サンスの映画そのものだ。よかったです。
なすび

なすびの感想・評価

5.0
ひさしぶりのホンサンスの新作ってだけで感無量😭

相変わらずキムミニかわいい…今年38歳!?まじ!?年齢不詳すぎる…。

わかりそうでわからないこの感じが毎回たまらないね…あと10本連続くらいでホンサンス新作が見たいねぇ…

この映画のキムミニは外側から見れば目立たないけどきれいな服を着て、友人に対してもわるいこと行わず円滑に会話をするし、自分の人生もなんとなくうまくいっているように見える、はずなのに、どうしてこの人がものすごく現実感がなくふわふわしているのだろう?どこにもつながっていない存在。他の人たちはどこかしら人間らしい一面もあるのに。平均より少し上みたいな雰囲気のキムミニ。マネキンみたいなキムミニ。映画を見ているときだけほっとしているようである。
moku

mokuの感想・評価

4.5
一見口当たり良く感じられるけど、キム・ミニのあまりの寂しさと空虚さにやられてしまった。
ホン・サンス、恐ろしい。
確認したい事もあるんで公開されたらまた観る。

<東京フィルメックス >
alsace

alsaceの感想・評価

-
ホン・サンスの映画は短いのが多いからハードル低い。これも77分の作品。アジア映画疎いけど、彼の作品って雰囲気が緩いから結構相性が良い。
今回も会話のズレとか展開を楽しむ感じ。地味目ヨーロッパ映画が好きな人には刺さると思う。
[監督本人が登場しない女性たちの日常会話] 60点

ホン・サンスは『それから』以来二作目なので初カラー。全身黒コーデのキム・ミニが二人の先輩と一人の知り合いを訪ねる准オムニバス映画。記憶からすぐに小盆れ落ちてしまいそうな他愛もない会話なのだが、それを鸚鵡返しやら三つのシチュエーションで繰り返すことで、それらの日常の欠片を忘れがたい存在まで押し上げている。それ以上に人との距離感測れない人みたいな唐突な急接近が狂ってて笑う(身近にあれくらいの唐突さで物理的に距離詰めてくる人がいるので余計に)。私はふてぶてしい野良猫や各シーンに登場する迷惑な男たちより、想像上の世界で場外乱闘を繰り広げる鶏が忘れられない。ホン・サンスがチラつくおっさんが大々的に登場しないだけでこんな心地いいんすね。

最後の10分だけ意識が吹っ飛んでしまい、どうやらそこが一番重要らしいので、一般公開されたらもう一回観ます。多分。