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逃げた女のcinemaで逃避のレビュー・感想・評価

逃げた女(2019年製作の映画)
3.2
この映画の感性を理解できれば
映画通だなと思って
必死に食らいつきましたが
正直ずっと眠かったです

観た直後は
素材そのままの
つるんとしたものを食べて
何食ったか覚えてない
それに近い感覚

彼女が出会った3人の先輩は
世間体と実際に差があって
苦しみながらも向き合っている
だから彼女にも正直に話せる

対して彼女は同じことを繰り返す
聞かれたくないことは答えない
つまり本音を言っていない
「逃げた女」なんですね

3場面で3種類の男が出てきて
彼らは理論で会話しようとします
対して彼女達は感情で会話する
男女の思考の違いが出てましたね

これ以上はよく分かりません
得たものはほとんど無いです

余白の多い広い画角に
わざとらしいズームも
それっぽいけど
意図はよく分かりません

個人的には
逃げ続けた先に
人はどうなるかまで
責任持って描いて欲しかった

「逃げた結果、奈落に落ちる」
「逃げた結果、頑張るしかなくなる」
どっちでもいいから締めてくれよ

77分と短いのに
見終わった後
ひどく疲れる映画でした