銀の森

逃げた女の銀の森のレビュー・感想・評価

逃げた女(2019年製作の映画)
3.9
完璧な幸せなどないことを確認しにいくかのように友人たちを訪ね歩くガミ。その会話の余白を通して、語られない彼女と夫の関係を逆説的に炙り出していくような映画だった。モニターの使い方も印象的だった。

キムミニはいつ見ても素敵だし、同じことを繰り返す主人公が逆説的にそのことを疑っている、逃げたがっていることが言外に伝わってくる。会話のさりげなさもスマート。これだからホン・サンス作品はやめられない。
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