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ライフ・イズ・カラフル! 未来をデザインする男 ピエール・カルダンの映画OLのレビュー・感想・評価

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ライセンス商品が溢れかえっているため、ピエール・カルダン自身のデザインや哲学を知ることはなかった。100歳を目前にしてもまだまだ現役、現場に行き指示を飛ばす。生まれてまもない頃20年代のファシズム満載のイタリアからフランスに移住したことがこの働きぶりの原点か。
 ビートルズの襟無しジャケット、カルダンのデザインとは知らなかった。洗練されていない日本、人民服しかない中国、自由の少ないロシア、に乗り込もうと思う感覚。ダイバーシティという言葉もなかったであろう時代に白人以外のモデルを好んだり。デザイナーでありなかなかの戦略家。正装していないために門前払いされたマキシムを20年後に買収するという執念深い面もある。
インタビューで登場された高田賢三さんの訃報を鑑賞日の夜に知ることになろうとは。
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