ベタなフィクションドラマを一般人への悪趣味なドッキリで繋いでいくという、一見「ボラット」そっくりな演出のNetflixオリジナル作品。
憧れの女性に告白するためド田舎のフロリダからニューヨークへ向かうロードムービーという筋書きも似た感じだったけど、社会問題的な要素としてはアフリカ系と白人の人種の違いくらいで、むしろドッキリに騙される一般人の善意を逆手に取っていかに製作者が意図するストーリーに貢献させていくかっていう、人間に対する性善説に立った作風だったね。
ドッキリにしてはカメラワークが決まり過ぎてて、騙される一般人も実はエキストラで本当にドッキリなのか最後まで嘘くさい感じがしたんだけど、エンドロールまで観るとそれも含めて映画のリアリティとして新たな演出手法という感じがした。
