Iha

悲しみが乾くまでのIhaのレビュー・感想・評価

悲しみが乾くまで(2008年製作の映画)
4.5
蛍光ガラスのように暗くならなければその温かみに気づかない。夫を亡くしたその穴埋めに、貧しい麻薬中毒者にさえ、心をよせた夫の徳を引き継げたなら。
しかし人はそうできているわけではない。逃げ出したくなるほど馬鹿らしい会話。それさえも紡いでいけば素晴らしいなにかを形成するのかもしれない。小さいことにこだわり、怒り、判断し、結果重大な不幸をまねき、だけれども、すこしでも許し、受け入れ、よいと思ったことを行う。
ハル・ベリーとベニチオ・デル・トロ。
想像以上によい映画だった。
Iha

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