Riko

なぜ君は総理大臣になれないのかのRikoのレビュー・感想・評価

4.0
高い理想を掲げて、どこか政治家とは程遠い綺麗事ばかり唱える若者。でも、冴えない野党の中ですら出世できず、次第にもどかしい思いを抱いていく。
そんな不器用さがとても愛らしいし、応援したくなる。
「なぜ総理大臣になれないのか」というキャッチーな指摘を元に、まっすぐさ・誠実さ・危なっかしさを軸に描いている。実際は政党の要職ともなんとかつながってやれている訳だから、もう少し政治家としてのしたたかさもあるのだろうが。
ただ、1本の軸があるからこそみやすく、面白く、感情移入してしまった。
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