小川淳也は政治家に向いていないのではないか、という問いかけかなんども行われる。
正常なことだ。こう、問い続けるひとはもちろん政治家に向いている。
自分は政治家に向いてるよ、間違いなく、などと思っているひとは政治家になどなっては
ならない。当然だ。しかし、この正常なことが異常になるのが政界というものだ。
小川淳也の欠点はなにか？
権力欲がまったくなく、政治家を志した初心のまま、ずっと活動していること。
え、それは、長所ではないか。まったく、こういう人にこそ総理大臣になって
ほしいではないか。しかし、それは、政界では異常なことなのである。
本当に、みているうちに涙がでてくる。
来たる都知事選のまえにみておきたい映画だ。
小川淳也について知識も関心もまったくなくてかまわない。
ここには、どんな候補者に票をいれるべきかが描かれているのだから。
