１９９２−１９９７年までのニューヨークの街に来たほとんど英語を話さないラテンアメリカの移民の苦悩とかすかな希望に姿に焦点を当てて、４作違ったストーリーで描いている。この時代ニュヨークでは中南米でもアンデスからの移民やカリブからの移民が増大したらしい。どの作品も人々は新天地で最低の生活を築いていこうとするが、国に残した家族が移民の送金を当てにしているストーリーではどの作品も今まだきっとあり得るだろうと思うような内容で、日本に来ている外国人労働者にも多かれ少なかれの共通性があるのではないだろうか。

どの移民も故郷に残した家族（親、子供など）のために働き、肉体労働や労働搾取を虐げられる。柔軟性のない雇用主と戦うが何も結果を見出せない。live at the mercy of exploitative employers and inflexible institutions.

そして、こういうブラック企業でも働かなければならない現実。監督デビットライカーはリアリズムの巨匠らしいが彼の他の作品を観たことがない。

三番目の作品：パペットショーで生計を立てていてステーションワゴンの車生活をしている父親と子供。誰でも学校に通えると聞いて本好きな娘を入れようと学校に娘を連れていくが、学校からニューヨークに住んでいるという証明が必要と言われ当惑。交渉したが、決裂し、諦める。最後にワゴンの中で娘に物語を読んであげるシーンで終わる。

今また話題になっている車での生活しか望めないホームレスの家族　形は違ったり、政府（州、学校群）の対応に改善が見られ子供は学校に通えて良い方向に変化していると思えるが、車生活の家族はあとをたたない。

• #デビッドライカー＃TheCity＃DavidRiker＃中南米でもアンデスからの移民やカリブからの移民