やんま

エルのやんまのレビュー・感想・評価

エル(1952年製作の映画)
3.6
一目惚れした女性への異常な執着から逃れられない哀れな主人公。

肥大化した妄想に囚われる男は可笑しくもあり怖くもある。客層の違いなのか(普段は田舎のシネコンで観てるので)、みんなゲラゲラ笑ってて驚いた。

1番好きなのはカンカンカンカンのシーン。精神の決壊寸前が故の行動なのだろうけど、拗ねた子どもと重なってしまって変な笑い声が漏れそうだった。映画と関係ないけど発砲の直後に客席の後ろの方から聞こえた小声の「なんで...」もよかった。

朝からビール飲んで歩き回ってヘトヘトだったので今度はコンディションを整えて観たい
やんま

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