エルの作品情報・感想・評価

「エル」に投稿された感想・評価

ShoseiH

ShoseiHの感想・評価

3.5
自意識過剰な中年男の執着心が生む妄想と狂気。
身近に起こり得る偏執狂。
男のジェラシーって見ていられへんな…。

ラストの妄想加速シーンみたいなんもっと序盤とか中盤にも欲しかった。
TONNY

TONNYの感想・評価

4.3
傑作!

ある男の妄想と精神の崩壊の過程を
描いた描写が良い

ルイス・ブニュエルの凄さが
分かった一本
ずっと観たくてやっとVHSで見つけた映画!
こういう、思い込みや感情の起伏が激しい人、いるいる。
精神崩壊していくまでの描き方とラストがよかった!
堊

堊の感想・評価

4.0
階段を降りて振り向いた瞬間に笑い声が聞こえる。いやーーな描写がとにかくイヤーーーな感じ。聴衆の前で……ってモチーフはヒッチコックっぽい。
冒頭が『皆殺しの天使』のラストっぽくてどきりとした。
mirokuma

mirokumaの感想・評価

4.1
文句なく面白かった。とにかくラストでやられる。ブニュエル恐るべし!
これは恋愛映画ではないと思う。
惚れた女に執拗なストーキングをかけ、やっと手に入れたかと思いきや束縛と嫉妬にまみれた夫婦生活を送るという物語に、「恋は盲目」的な可愛げやおかしみが入り込む余地はない。
さんかくの田畑智子みたいな愛おしさは皆無。

オープニング、足を見る主人公の主観ショットですでに彼の「視野の狭さ」を示している。
妻に近づく嫉妬するのも単に自分のステータスの問題で、とにかく周りの目を気にしている。
だからそんな奴に夫婦円満なんて鼻から程遠いものだ。
でもさらにこの映画が気持ち悪いのは、そんな彼を支持する構造が何故か万端に用意されているところ。
途中からもはや妻の身に降りかかる不条理劇に思えてくる。
執事や神父との関係も妙に気持ちが悪い。

ラストシーンもゾッとする。
この歪んだ男を甘やかす狂った構図の行く末は漆黒の闇だ。
冒頭彼は彼女の「脚に惚れる」訳だが本人がその事実に気づかないで彼女を求めてるように見える。
後、夫婦の怖い会話の切り返しが非凡。妻が目を伏せて夫が詰る関係ならまだしも夫に演出されてる照明が尋常じゃないから幽霊に見えるし、ジグザグに歩き、発言がちぐはぐになる辺りもより浮遊霊感が際立つ。
クライマックス手前が堪らなく好きだな。彼は彼女を正しく知らないから
家出された後赤の他人と間違えて殺そうとする。その際彼が人違いをしてたと気づくタイミングがワンカット遅いんだよ!この狂いっぷり!
何が信仰の道じゃ ふらふら歩いて行く先は真っ暗じゃないか
いや、超恐ろしい映画でした
ヤバい奴は時代を超えてヤバい奴として存在するのか。

終盤の教会でのシーン、音の使い方含め良かった。

始めからパラノイアしてた気がするので、また観たい。
>|