HappyMeal

二重のまち/交代地のうたを編むのHappyMealのネタバレレビュー・内容・結末

4.7

このレビューはネタバレを含みます

4人が正面に置かれたカメラに向かって語るとき、あたかも自分の身に起きたことのように話す瞬間が時折訪れる
それは終盤で「自分たちはこれから何がしたいのか」ということについて話す時の言葉よりも遥かに確信を伴って響いている
映画がその一部分を切り取ったこの試みにおける、明確に出されることのなかった継承という行為の「正解」は、そんな時折の「憑依」のような瞬間にこそあるのではないだろうか
そしてそれは、映画のようなフィクションが持つ力に似ているのではないか
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