経年変化

ゲスト:アレッポ・トゥ・イスタンブールの経年変化のレビュー・感想・評価

4.2
もうひとつの『存在のない子供たち』とでも形容したくなる程に共通項の多い作品だがどうやら製作はこちらが先。
国籍、言語、性差、生活水準、あらゆるボーダーを認識させた上でユニバーサルな愛を説いていく寛容さ、宗教軋轢のクッション的役割すらも兼ねてきそうな射程距離。
どれほど尊厳が蹂躙されようとも、少年たちと一緒にサッカーをし、どつき、蹴りを入れ、音楽にのせて踊る少女の逞しさに胸が張り裂けそうになった