誰かに薦められてクリップしてたのをふと思い出し鑑賞。
予備知識は無く、純粋なサスペンスだと思って鑑賞し始めたので、僕の大好きな『バタフライエフェクト』と同じ、過去が変わる系のストーリーだと途中で判明し、驚ろきと同時にワクワクしてニンマリ。
過去を変える系の映画・アニメは沢山あるが、変えた後の現象は様々で、その設定次第で展開が全然異なるので面白い。
今回の設定は過去改変の影響度が限定的で、ご都合主義的な感覚を持ってしまい、個人的にはあまり好みでは無かった（ただ単にバタフライエフェクトの設定が好きなだけ（笑））。
ただし、この設定だからこそ生まれたスリルもあり、物語の中では活きていたと思う。過去が変わるたびに、ソヨンとヨンスク２人の関係性が変化し、徐々に露わになってくるヨンスクの本性はスリリングだった。
ネタバレになるが…
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レビューを書こうと映画を振り返っていて、生まれてきた感情は、ソヨンのような普通の人が持つ残忍性に対する気持ち悪さだ。たしかにヨンスクはサイコパスで、彼女が原因で多くの人が死に、物事は悪い方向に行く。おそらく、僕も含め、ヨンスクはあのまま死んでた方が良かったじゃん！と思う人が多かったのではないか。だから過去を変えて、ヨンスクが不幸になることを望んでた。これって逆の立場でよくよく考えてみると、自分のことしか考えてないのは、ソヨンや僕らも同じだったのではないか？と変な気付きを得て、なんだか気持ち悪さを覚えている。そしてそういえば、ヨンスクは「お前も同じじゃないか！！」って言ってなかったか？と思い出して、今、ゾッとしている。
