学生コンパにバイトだったり、授業のノート借りたり卒論とか懐かしすぎた。大学4年の就職が決まってから卒業までの時間の流れにもう一度溺れたいくらいなんとも濃厚な時間。その時は本気でそう思ってたことを思い出した。大した経験もしてないけれど。
この映画もそんな感じのまま進んで、壁にぶち当たったり、思い通りにならないことを知ったり、将来に悩んだりもがいたり焦ったりそんな類の青春映画だとてっきり思ってた。冒頭の赤い自転車のこともすぐに忘れて楽しんでいた。
でもそんな生易しいのはほんの序盤だけで青春とはかけ離れたもっと違う次元を描いた映画だった。こんなにヒリヒリさせられたの久しぶり。ヒリヒリだけじゃなく優しさや温かさも感じられたことが本当に救い。
僕にとってはほとんど知らないキャストばかり。この映画とは違う別の表情を見たくなった。
