凄く目を惹くタイトルでありながら、その肝心な言葉の行き先ってそこなの?みたいな違和感が残る。
あくまで想像だけど原作はもっと本作のテーマである児童虐待を掘り下げた内容だったのかなと思う。
原作を映画にまとめる過程で全体的に内容が薄まったのかなぁという印象が拭いきれない。
主人公の就職志望動機やその他のキャラクターたちの作品内での結末もあまりにも唐突というか突飛というか…
全体的に「え、なんでそうなんの?」って感じ。
各キャラクターに対する掘り下げと結末が結びつかない。
だからこそ結末が描かれていないキャラである安田が凄く好印象。
そして、直接的には描かれてないけど猪乃木さんが安田のことを口に出すシーン。
あれは気になってるってことだと思ったんだけどなぁ…。いや、絶対そう。
安田と猪乃木さんが最後くっつくいてそこは丸く収まってと思ったら主人公とえっー!?みたいな意外性はあった。