クスクスとかじゃなくてゲラゲラレベルで笑かされたんですけど、これを痛切に描いたらケン・ローチの映画になりかけるんだと思う。なるじゃなくてなりかける。
そのせいかベルリンで賞とっちゃったらしいけど、冒頭に間寛平的ギャグをかます映画なので、ほんとくっだらなくて好き。
一種の風刺なんだろうけど、あるあるネタを自虐的に誇張して見せられたら笑っちゃうもん。アホってやっぱおもろいやん、騙される人ってやっぱおもろいやん、不憫な人ってやっぱおもろいやん、それって案外ウチらやん、そんな人を生み出す現代社会ってやっぱめちゃくちゃやん、ハハハ~の世界ですよ。強引すぎるハッピーエンドとかもなんの解決にもなってなくてわたしはけっこう好きですよ。
なんせこういうくっだらんフレンチコメディはけっこう好物なんですわ。