「自分なんて…」
そんな想いを秘めた全俺に捧げる人生リベンジ作劇！
主人公側の登場人物全員好きになるし、敵側は全員憎たらしい。英勉監督のキャラ描写は安心感すら覚える。
アクションとドラマのバランスも絶妙で終始飽きない展開に大満足！
漫画もアニメも見ていない私としては大して期待値高くありませんでした。
ただ元々ヤンキーものや男の熱い友情とか、あとは今田美桜が好きだったという理由が大半です。
それが超面白いじゃないですか！
男同士の熱い友情でありながら、大切な人を救うために運命に抗う主人公、自分は決して選ばれしものではないという自己否定感からの覚醒など、心がたぎる要素が満載でした。
北村匠海演じる主人公の花垣武道も素晴らしかったのですが、私が一番感情移入したのはもう一組の主人公たちと言って過言ではない吉沢亮演じる佐野万次郎と山田裕貴演じる龍宮寺堅の2人の熱く堅い友情です！
いやぁたぎりましたねぇ。
もうお互いを信じて疑わないんですよ。
こういう友情に憧れる部分があって、昔からヤンキー漫画好きなんですよね。
アクションも豪快で派手で華やかで。
素晴らしいことこの上ないし、ヒロインの橘日向役の今田美桜は最上級のかわいさだしで文句なしの実写化です。
むしろ原作知らない分、余計な先入観なく観れたのが良かったのかもしれません。
だって眞栄田郷敦演じる三ツ谷や清水尋也演じる半間修二は続編あるならまだしも、本作においてはいる意味がないですもん。
2人とも俳優としての存在感がある分目立ちはするんですが、物語上の必要性が薄いのでなんだか残念でした。
そこと日向の「がんばれー！」を除けば満足度満点な実写映画でございました。
※2021年新作映画96本目
