さらうどん

まともじゃないのは君も一緒のさらうどんのネタバレレビュー・内容・結末

4.6

このレビューはネタバレを含みます

映画『まともじゃないのは君も一緒』を観て
秀逸なタイトル。主演は成田凌・清原果耶。ウオーーーーーーッ成田凌!!!清原果耶!!!!!好きだーーーーーッッ!!!
本編とは関係ないが、上映前の予告編ブロックで既に成田凌が2回も出てきた。エレクトリカル成田凌パレードだ。ウケる

おれにとっての成田凌は『愛がなんだ』のマモちゃんだった。ふんわりしていて、鈍くて、適当で、ダメな男。ああ、おれは一生、成田凌をマモちゃんとしてしか見られない、おれの瞳に成田凌が魅力的な男に映ることはもう二度とないのだ…と思っていた。しかしこの映画は成田凌を、まともじゃないが魅力的な大野先生としてアップデートしてくれた。変な人間は魅力的だよ。何処かしらおかしな人間になりたいと思った。
一方、清原果耶が演じる秋本香住は、『俺に話は長い』におけるめんどくさ・ひねくれ野郎がそのまま高校生になったような人物だった 清原果耶は口周りの表情が良い。かなり好きです

観終えて画面上に「おわり」の文字が出てきたとき、無性にラッキーオールドサンが聴きたくなった。残念ながらエンドロールで流れたのはTHE CHARM PARKだったので、帰り道で聴いて補完した。絶対女性ボーカルの方が似合うと思うんだけど。

最近は生きづらい物語ばかり観たり読んだりしている気がする。それはたぶん、自分自身生きづらいと感じる部分があるからで、そして、それはなにも特別なことではないのだと思う。誰だって生きづらポイントのひとつやふたつあるに決まっている。生きづらポイントがない人こそが“まともじゃない”よ。ね。