未来から過去の人類へのメッセージ映画。ナレーションと白黒の景色だけで構成されている。
そもそも映画なのか?小説に近いものを感じる(吹替も一因かもしれない)。映像はナレーションを補足し、またナレーション間の余白が自分達の想像を掻き立てる。これらは小説では感じられない良さだと思う。
本作は未来人の姿や生活を映像化せず語り部に任せている。その為、SFファンタジー作品ではなく未来からのメッセージであるというリアリティを感じた。
登場人物なし、ほぼ景色の風景。こういった映像作品を触れることができるいい機会であった。